海岸線のキャンプ場で一夜を明かし、翌朝、海沿いに南下。開聞岳を見ながら長崎鼻をまわる。長崎鼻は古き良き時代の日本の観光地そのまま。南国なんだよな。駐車場のオジさんに渋い共同浴場はどこか? などど突っ込み情報を得る。
「このへんはどこ掘っても温泉でるよ」
「・・・」
で、鰻温泉(うなぎおんせん)。
硫黄泉。掛け流し。すばらしい! 西郷さんが城山自決の前にここに入りにきたという。
池田湖へ大鰻を見にいった(笑)。ここはイッシー騒動で知られる。うん、たしかにこの湖のパワーは凄い。妙な波動が来る。
この後、屋久島に渡るのでコペンのワイパーを新品に変えた。買い物をしたこのお店、とにかくなんでも売っているカオス状態のお店。求めていたキャンプ用品までそろってしまった。ここは日本ではない、東南アジアである。Eは嫌いだがここはいいぞ。
城山の博物館。九州は竹製品がものすごく発達している。これは・・・
ヤマタロガネとはツガニ(モクズガニ)である。博物館のおじさんに聞いてみた。
「昔は私らもよくとって食べたもんです。いなくなったのは農薬を使い始めてから。カニが食べるものがなくなったんですね。昔は田んぼにもカニが入ってきたですよ」
おなじく博物館でみたお祭り用の道具。なんだかツルを連想させる。
屋久島へ貨物船で渡る。コペンの前にはブタを積むトラックがいるのだった。夕空にケムトレイル雲がたなびく2008年錦江湾の夕暮れ。
缶ビールを空けつつガイドブックを読む。夜、種子島に立ち寄り、屋久島には翌朝着く。