讃岐富士近くの製麺所「中村」。昔はお客が自分で畑に行ってネギを切って薬味にしたという幻の店だが、すっかり有名になり朝からご覧のとおりの行列。まあ、ふつうに旨いんだが「有名だから行ってみる」的な観光客のせいで、地元の人が食べれなくなってしまったのではなかろうか。
これらのB級グルマンには新興勢力として「団塊の世代」がその数を増やしている。ふつう60代の人は、このような安い店の行列には恥ずかしくて並ばないものだが、彼ら彼女らのバイタリティと好奇心は止まない。
冷たいうどんに冷たいダシをかけるというスタイル。「ぶっかけ」とはちがって、ようするに「かけうどん」全体がそのまま冷たくなっている。これは関東にはないが、ダシの淡いうまみも味わえて、夏はこれがいい。薬味におろしショウガがよく合う。さらにスダチをつけてくれると最高なんだが。
今回の取材目的は石垣で、その取材地は愛媛県の佐田岬だが、途中の土居町でなかなかいい石垣を発見した。丸石を使った野石積みである。棚田にも丸石が使われている。
近くの川から採ったものだろう。丸石は滑りやすいのでコンクリートで固められることが多いが、ここでは昔のままの石垣が残っていた。
大きさや形が揃うと一つのパターンで積まれることが多い。これは平行に並べ重ねる「平積み」。
これは斜めに交互に差し込んでいく「矢羽積み」。
それにしても暑い! 松山で道後温泉に駆け込んで汗を流す。木造三階の歴史的建造物の中に、石彫りの重厚な湯船だが入用料は400円。熱めだが湯は透明でやわらかい。夕食は松山駅前の『デュエット』のミートスパゲティ(また麺類^^:・・・)。YKがもう一度食べてみたいとおすすめのお店。昔ながらの炒め麺、そしてボリュームにちょっと引いてしまった。が、店内の雰囲気とBGMのジャズはなかなか良かった。