書き忘れたが、昨日の石垣直し作業でヤマイモが出てきた。皮を剥いてそのままかじって食べた。めちゃウマ!
明日が集落のお祭りなので朝方お宮の掃除に行く。ところが誰も来ない。イタルさんに聞きにいったら明日の朝が掃除とのこと。聞き間違えた。で、ついでに石垣の件を打診。
「いま、石垣直しにかかったんですけど、ちょっと見てもらえますか」
「じゃ、昼食べたら行くよ」
やったぜ。イタルさんは2年子のコンニャクを掘り起こしていた。そうそう、コンニャクは早めに掘っておかないと、葉っぱが枯れるとどこにあるか判らなくなるのだ。私も2年子と1年子のものを少し掘りにいった。
さて、イタルさんの石垣見聞。まず「いい石があるな」そして一番大きな根石をみて
「でかいな。よく掘り出したな~」と褒められた。
裏込め石の奥行きなどをチェック。根石の据え方も聞く。ここは平坦なので根石はそれほど深く据えなくてもいいとのこと。
ついでに小さな石で積み方を見せてもらった。大きな根石の上が平坦なとき、上には石を2枚斜めに載せる、というテクニック。
「そこの運搬車は退かしたほうがいいよ。そのほうが石もおけるし広く使えるから」
積み直す石垣の角の部分に置いてある壊れた運搬車は、前住者の置きのもで、錆だらけで放置されていた。でも数百キロはあるこれをどうやって動かす? チェーンブロック? チルホール?
「解体してエンジンを取って・・・」
「取って?」
「下だけになったら・・・コロで動くだんべ」
そうか。コロというのは丸太を何本が敷いて転がしていくやり方だ。しかし、不安。コロってやったことないしな。そういえば昔、理科の教科書のイラストを描く仕事をやっていたことがあって、エジプトのピラミッドの石をコロで動かしている絵を描いた覚えがあるけれど・・・。
「悪いな、コンニャクの季節じゃなきゃ手伝えるんだが・・・」
「いえいえ、一人でやらないと覚えないから。また、わかんないことがあったら聞きにいきますよ」
ここでイタルさんにこやかに退場。
とりあえず。エンジンの取り外しから始めた。工具はひとそろいある。ナットにオイルスプレーをかけ、ワイヤー類は切断し、
案外、あっさり外れた。ネジって本体が錆びていてもけっこう動くものなのね。
今日はここまで。夕刻は桐生の個展会場へ。