春の囲炉裏


朝起きて真っ先にやることは囲炉裏部屋の雑巾がけ。次いで、拭き清められた部屋で火をおこす。ひとごこちつくとちょうど湯が沸く。それで日本茶をいれる。笠間焼の急須に砥部焼の湯のみ。YKがつくってくれた囲炉裏用の刺し子入り布巾。

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清々しい朝の空気のなかにたちのぼる薪の煙の匂いも好きだ。このごろの薪は、1月に落としたシラカシの小枝である。せいぜい小指くらいの太さのもの。さばいたものを雨ざらしに山積みしている。それを散歩のとき葉をしごいて取り数本持ってきて手て折っては燃やすのである。そして、クヌギの太薪を1本入れる。

シラカシの小枝の燃える匂いはいいものである。


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