明日のFezさんで「夏祭り」で魚を焼くための串を頼まれたので制作中。一昨日、天気のいい日に伐り出しておいたもの。それをまずサイズに切ってから半割にし、さらに半割、半割、というふうに割っていく。
今日は雨で室内に蚊もいたので、中でチビカマを焚くことにした。ブロックを割ったものを敷いてあります。
途中でパンとコロッケを焼いて昼食。
これは以前、九州の鍛冶屋で入手した「竹ひご」づくり用の刃物。木に刺して叩いて固定し、そのすき間を通すことで竹ひごの太さを揃える道具だが、串づくりにも使えそうなので片一方だけ固定して使ってみた。
56本できました。明日はこれに鱒が刺さって炭火で焼かれる予定。
端材は乾かしてから燃料にします。
竹もまたすごくいい素材なのに、すっかり使われなくなった。木や竹を使わないのは、燃やすという文化を失ってしまったことも大きいのではないか。囲炉裏やカマド、薪風呂釜があれば、きれっぱしが燃料になる喜びがあるが、なければ厄介なゴミになるだけだ。
そして燃やす文化を復活させるには「土間」があることが、とても大事だ。今日は板の間に不燃材を敷いてカマドを使ったけれど、これは真似しないように。今日は雨で全体が湿っぽいからいいけれど、カラカラに乾いた日は爆ぜた炭火が引火を起こす危険がある。
しかし、家に火があるというのは、なんとも楽しいものである。
ケミカルな蚊取線香より、スギ枝や竹の削りカスを薫きしめた匂いのほうが、どれだけいいかしれない。
今日は青竹を割ったり削ったりしたときの匂いも良かった。