集落支援員の仕事で神流町の持倉と椹森へ。出発してすぐ役場から連絡が入り、持倉で不幸がでたとのことで8日の午後の部は急遽中止となる。
というわけで旧アトリエの作業をすることに。イタルさんは元気に畑仕事をしており、娘さんのY子さんも藤岡から世話に来ていた。
作業は、yuiさんは家の中の掃除と片付け。私は外回り。イノシシが出てクリンソウの湿地が掘り荒らされている。雑草の伸びはアレチウリがかなりはびこってしまった。しかし、アレチウリの花はキイロスズメバチ・コガタスズメバチがたくさんやってきており、かなり重要な吸蜜植物となっているようだ。
草刈りをするが、くまなくはとてもムリで、残した作物の周囲や敷地回りでせいいっぱい。そして防風林のカシの高枝伐りをやる。ハシゴで上ってからさらに枝沿いに木登りして太い枝をノコで伐る。目の高さに屋根の雨樋が見える。この高さからだと、枝を落とすのも危険で要注意である。
夕刻、鬼石に下りて日帰り温泉「白寿の湯」に入りにいく。黄色く濁った塩泉である。以前来たときよりも付着物が成長していて驚いてしまった。
夜はイタルさん宅へお呼ばれ。Y子さんの手料理(野菜はすべてイタルさんの自家畑製)で飲む。
「イタルさん、おかげさんであの本、売れ行きいいよ」
「そうかい。しかし、まとめるのも大変だったんべぇ」
などと慰労話も出て、Y子さんは長く大型チェーンの本屋さんに勤めていたこともあり、出版と販売の裏ネタを披露。こちらは興味津々で聴いていた。焼酎の中ビン1本が空いたところでお開き。
「正月はこっちに来れねぇのかい?」
「ありがとう、考えておくよ」
アトリエに戻ってちょっと囲炉裏を焚く。そのうち猛烈な睡魔に襲われて、シュラフに潜り込んで爆睡。