高松市内のうどん店はこの4年の間に相当数通っているはずなのだが、まだ行けてない店がある。私のうどんマップに色付きのピンが乗っている店。そのひとつ「村上」。マルナカ栗林南店の隣にひっそり佇む。
入った瞬間、タイムスリップ。ああ、これぞ讃岐だ・・・という感慨に打たれ温かい気持ちがこみ上げてくる。中は狭く、古いが、こぎれいで、おばちゃんの対応も誠実で丁寧だ。
しっぽくそば(1玉)。いま揚げたてだというので、私にしては珍しくちくわ天を取ってしまった。
盛り方も丹精で、雑さがない。
店内が静かなのもいい。こういう蕎麦は他県では食べられまい。
ラーメンもあるようだ。
テーブルにイカリソース。しまった、ちくわ天をこれで食べればよかった・・・。関西では天ぷらをソースで食べる人が多い。私はしないが、今日はやってみたいと思った。
ここには他県からのうどん巡り客はやってこない。静かに、最後の讃岐が残っている。
また行こう。