やっぱり切り絵がやって来た


以前日記で書いた大判切り絵の作者の2代目、ご子息の石井さんが忍木菟屋来訪。展覧会をしていたレンガ蔵のパン屋さんが連絡をとって下さり、石井さんが私の元をぜひ訪ねたいと、絵や画集をご持参された。石井さんは桐生の川内で工房を持ち、亡父の作品を踏襲しつつ創作活動を続けていらっしゃる。

実は、あの新田義貞の絵は売却済ではなかったそうで、その現物が忍木菟屋に来てしまったのである。

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うーん、やっぱり良い絵だ。画集をいただいたがそちらには色違いが載っている。切り絵をつくる場合、切り易さを考え2枚いちどに黒和紙をカッティングするのだそうで、作品化した残り1枚も、ときに色違いで額装する。

この新田義貞の絵の1枚目はカナダに渡っているそう。で、日本に残っている2枚目がこれなのだが、こちらのほうが色的には好き。和紙の染まりのにじみ具合が決まっているのだ。

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ある石井一臣氏の作品の中で、この絵は傑作の一つであると思う。今まで売られずに残っていたことが不思議でならない。

値段を交渉して、後払いで買予約することに。忍木菟屋のどこに掛けられるのかなこの絵。

石井さんに切り絵の彩色工程などを教えてもらって有意義な時間でした。石井さんも囲炉裏など昔の暮らしぶりに興味がおありだったそうで。

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ああ、お金稼がなきゃ!

 


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