讃岐七富士


愛車アクテイ(フルタイム4WD/走行距離16万km超)のオーナー車検に2日かかってしまった。マフラーの穴はパテで塞いで修理したのだが、今回はライトの角度と前輪のドライブシャフト・ブーツの破損で引っかかってしまった。修理工場に駆け込んだが部品が取り寄せで検査は翌日に持ち越しになり、再申請で1,200円余分にかかった。ともあれ香川ナンバーを取得。ナンバーは検査場の駐車場で、自分で取り外しして付け替える。

車検が通ってホッとしたのでドライブ。近くにある六ツ目山が美しい。標高317m、御厩富士(みまやふじ)とも呼ばれる。讃岐平野にはこのような円錐状の山が多い。これは過去の火山の痕跡だ。

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瀬戸内地方の大地の基盤は花崗岩だが、この古い層の上に火山活動がおき、花崗岩の上に溶岩が流れ出して最上部に硬い安山岩の層をつくった。周囲の弱い部分が雨風や川などによって侵食され、テーブル状の台地「メサ状地形」をつくる(これが屋島だ)。さらにメサの侵食が進み、頂上の平らな部分がほとんどなくなったものを「ビュート状地形」と呼ぶ。これが三角山になる。

最も有名なのは「讃岐富士」。丸亀市・坂出市の境界にある標高421.9mの飯野山(いいのやま)だが、讃岐国では古くから七つの郷土富士を「讃岐七富士(さぬきななふじ)」と呼んでいる。今では採石で形が壊れた山もあるけれど、とにかく奇麗な三角山が多いのだ。マップに讃岐七富士をポイントしてみた。


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これは私が高知の大川村で鋸谷さんと出会ったときの四国旅絵日記(1999)の1ページ。直島から高松に船で入って土讃線に乗った車窓からの印象をスケッチしたものだが、三角山と讃岐民家の特徴が描かれている。県外から始めて讃岐平野に入った人は、誰しもこの山々の姿に強い印象を受ける。

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讃岐一宮の田村神社と、隣接する83番札所の「一宮寺」へ。境内の木といえば関東はケヤキだが、西はクスノキが多い。

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庭にはソテツもよく見られる。

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香川にたくさんあるスーパーMの駐車場にはたいがいヤシの木があって驚くが、四国の人には普通の光景らしい。イチジクも多い。ごく普通に大きな木がそこかしこにあって、5mも近づけば特有のむせるようないい匂いがする。栽培品種で大きな実が売られている。関東のとはずいぶん違う感じがする。

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歩道の水路のグレーチングから飛び出すアカメガシワ。ドブの底に根を張って地上に出てきたのである。いずれ町内会の掃除で撤去されるのであろうが、西日本の旺盛な植物力を感じさせる光景だ。もちろん植林したわけじゃありませんよ(笑)。

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モスバーガーの期間限定「ナン・黒カリー」を食べてみた。スパイシーな香りはいいんだがちょっと甘すぎだなぁ。

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