タコ、いわし天、がもう


市立図書館に行く途中に香川大学のキャンパスがある。そこの糸杉のような針葉樹が手入れ不足でツル植物のヤブカラシがどんどん上がってきて花をつけている。そこにアオスジゲハが吸蜜にやって来る。むかし描いた「クラフト紙シリーズ」の一つ「アオスジアゲハの夏」のような光景で、思わず写真に撮った。高松は街路樹に社寺にもクスノキが多い。アオスジアゲハはクスノキが食樹なのだ。

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今日はタコが安かった。これで263円。モーリタニア産じゃなく香川産のマダコですよ! これを小豆島の醤油「鶴醤」で食べる幸せ。本山葵が欲しいが、タコより高くなってしまうかも。

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翌日、讃岐うどんの名店「がもう」なう。名店といっても田舎の田んぼの中にある、実にいい雰囲気の、実に不思議な店なのだ。おっちゃんが外のベンチで食ってます。

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入り口にて、うどんの量「大・中・小」と、それを「冷のまま」か「温める」のかを指定して、麺の入った椀を受ける。次に約物コーナーで天ぷらと揚げを何個貰うかを告げて料金を払い、自分でトングで取ってうどんの上に着地。その後、コック(蛇口)のある装置から自分で出汁を入れる。

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店内の椅子は少ないので、外のベンチで食べる人多数。それがまたいい風情を醸し出している。子スズメがやってきて、お客のこぼしたうどんや天応らの破片なんかを狙っていたりする。それを片目で見ながらうどんズズズ~。

今回はうどん小で冷や。いわし天と揚げをとる。出汁は冷たいのと熱いのと蛇口が両方あるので、冷たいほうを選択。いわし天は美味しかった。新鮮だから冷えても生臭くない。これを冷えたうどんで食べる、これが全国のどこでできるだろうか?

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冷たいうどんはコシがあり、温よりも素晴らしい食感が楽しめる。めんつうだんのガイドでは、ここの揚げは「甘すぎず旨い」と書いてあったので、期待していたのだが、ぐわああやっぱり「甘イイ」わいっ! 讃岐の人は砂糖使いすぎっ。酒やみりんで煮ただけの揚げのほうが美味しいと思うんだけどなぁ。

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とまれ、「がもう」はいいですよ。いつも田園に大行列という奇妙な光景ができるけどね。ちなみに値段は二人合計でワンコイン(500円)であった(驚)。


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