かき氷と西洋亭のランチ


暑い・・・。高松、暑いです。関東では聞き慣れないクマゼミが早朝から「しゅわしゅっわしゅわ」と大きな音を立てている。

海風は涼しいのだが日差しとアスファルトの照り返しがすごい。しかも雨が少ない。夕立もほとんど来ないし、夕暮れまで赤い太陽がスカッと晴れた青空のもとでギラギラと輝いている。ここを自転車で行き来していると喉が渇いて身体が暑くけだるくなってくるのが解る。

で、「かき氷」が美味い。このオレが喫茶店でかき氷なんて、なんてことだぁぁぁ!

高松兵庫町商店街の喫茶「皇帝」にて。ここは昭和の高松文化を感じさせる喫茶の老舗。

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坂出サンロード商店街の大判焼きの店「みつば」にて。シャッター通りの中でひっそりと営業を続けるレトロな佇まい。「ラーメン350円」と書いてある。

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高松片原町商店街の甘味喫茶「エビスヤ」の抹茶入りかき氷。内装は和風で独特の雰囲気。この抹茶というものが関西文化の一端にある。ときどき「抹茶を飲みに喫茶店に行く」という風習に、私のようなあずまえびすは驚いてしまう。

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讃岐では味付けが何でも甘い、と書いたが、陰性の甘味を積極的に摂ることで身体を冷やす知恵なのかもしれない。なにしろ「あんもち雑煮」といって、正月の雑煮餅の中にもアンコが入っている土地柄なのだ。これは讃岐うどんの名店「がもう」で食べた金時の天ぷら。甘い煮豆を天ぷらにしてうどんの上に載せてある。

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さて、寒い話もしよう(笑)。丸亀市の商店街の光景である。これ、駅前ですぞ。噂には聞いていたが、凄まじいまでのシャッター街ぶりだった。

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ところが、この荒廃きわまる商店街を抜けると、お城をバックに公官庁の小ぎれいな建物が広がる。市役所、県警、消防本部、裁判所、検察庁、郵便局、税務署、市民会館、それに四国電力・・・。

廃墟のようなシャッター・ア―ケードをくぐり抜けてきた目に、その建物群がいっそうまばゆく映えるのだった。

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「日本の一般公務員数は350万人。さらに特殊法人や第三セクターなどの職員など’みなし公務員’300万人。すなわち税金による給与所得者は750万人。給与、福利厚生、補助金合算は推計70兆円を超え、徴収された税のほぼ全額に上る」という試算もある。これを狂っていると感じられないほど麻痺した日本人。

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氷もいいけどビールもね。

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北新町にある西洋亭。ジャガイモの冷たいスープ。

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車エビフライ・クリームコロッケ・ハンバーグの三品盛合せ。値段はやや高めだけど、量もあって美味しいね♪ それにスダチがイイ。

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それにしても、冷房も氷も香川用水もなかった頃の高松は、どれほど凄まじい夏だったのだろうか・・・。

 


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