25日、水戸の実家へ行き、一泊してその足で桐生へ。桐生事務所の建物契約を済ませた。ここは桐生の奥座敷、梅田というところで、山は険しいのだが、桐生川に沿って平地が開け、ちょっと京都の大原あたりに似ている。いい所なのである。
借りた家は明治年間の建物で築120年と聞いている。母屋に小さな糸繰り工場がついているのだが、洋風トラスの木造で、土壁・漆喰である。
敷地は小さいながらも生け垣に囲まれ、井戸まである。これを桐生市のホームページで見つけたのだ。僕らはこの建物を改装しつつ、またしても台所の天井と床をひっぺがして、土間と囲炉裏を復活させたいと思っている。この空間でどんなことができるか、こうご期待ください。