寒い曇りの日。僕は囲炉裏部屋で曲づくり。相方は和室で表装の仕事。今回の高崎個展のための仕事である。新作紙芝居『神流川なつかし物語』を披露する予定なのだが、そのエンディングテーマを作っている。紙芝居ライブを始めてからこれまで4曲作ったが、5曲目の今回は、ボサノバの曲でキーはなんとE♭。だからギターの指運はすべてハイ・コードで動いていく。まあ、この日のためにボサノバのコードを徹底練習してきたようなものだ。
僕の曲づくりはメロディと詩が同時進行していく。もやもやと詩のイメージが湧いてくると、それを頭の片隅に置いておく。メロディは不意に生まれることがあるので小型カセットレコーダー( アナログですなぁ)を常に携帯している。
しかし、結局は「個展&ライブ」という締め切りに追いつめられて、ギリギリの緊張感から音と言葉が生まれてくる。それをギターのコードで繋いでいく。コード進行を先行させて、それに旋律をあてはめていくこともある。