電気機具・壁の下塗り


朝方、工務店から現場で打ち合わせの電話。持ち込んでいた電気機具をどこに付けるか、きちんと確認したいとのこと。取り付け工事の電気屋さんが間違えないようにするためだ。

壁の下塗りが進んでいた。ちょっとグレーがかった色。商品名「カーボンプラスター」という土と炭素繊維でできた下塗り剤。これを塗ることで仕上げ(漆喰)の密着が良くなり、多少の凸凹を直すことができ、色むらやアクが出にくい。

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左官屋さんと打ち合わせ・スギ足場板の値段


今日は左官屋さんが入るので塗りの打ち合わせ。

電線の工事中だった。わが敷地の電柱に電線がつながった。

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コンクリート打ちっぱなしvs土壁


台風の雨。みなさんの所はどんな具合ですか? アトリエではバケツをひっくり返したような豪雨が断続的に続いてる。家屋の水はけのチェックや畑、水路の様子を見に行く。ネットでニュ-スをチェック。その後は読書。いや~、晴耕雨読ですね。

「いまの建築は人間をだんだん疎外しながら進行している、単に寒さや暑さから人間を物理的に護るのではなくて、建物自体が人間の生命と深く結びついた状態で建てられなくてはならない、そうでなければ、本当に人間を護る建物はできないのではないか」

「土壁や漆喰壁というものは、元来、人々を魅了するエネルギ-のようなものを発しているのではないかと思います。それは、壁を塗るために必要な『水』という媒介によって、『うるおい』という感覚が人々に伝わるからではないでしょうか」

「われわれが扱う土と水とは、人間の生命の根源として考えなければならない素材です。人間の生命に最も近い土壁が、人間から離れてしまっている。われわれは、土と水で包まれているような建築を、もっと考えていくべきだと思います」(以上、『壁の遊び人=左官・久住章の仕事』久住章+語り/世織書房より)

建築家、長谷川敬さんの著書で知った「カリスマ左官」久住章(くすみ・あきら)さんの仕事を『現代農業 増刊』の取材で、京都の「地球デザインスクール」を訪れたとき見ていた。ガラスとコンクリ-ト全盛の近代建築に根底からの改革をもたらす大きな可能性を、この久住さんの本を読んで強く感じた。

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