昨夜、桐生で初めて焚き火をしてハッと気がついたことがある。明かりに虫がやってこないのだ。
旧アトリエではすでに今シーズンのガたちが玄関の白熱灯にわんさかと訪れている。だから、ここでの虫の少なさは異様だった。
わずかに小さなガが数匹とヘビトンボが1匹火に飛び込んではきたが・・・。
周囲は山林と畑と水田。クリなどの果樹もあり、いまの季節、昔の環境なら夜に煌々と明かりをつけようものなら、飛来する虫だらけになってしまうはずなのだ。ふと気づけば、昼間のチョウやハチの姿も極端に少ないではないか。
植生があるのに虫がいないということは???
考えられる原因のひとつは「薬剤散布」である。
たまたま桐生図書館に行く用事があり、ちょうどこんな本を見つけた。
『新幹線に乗れない~農薬被爆列島』
長谷川凞(はせがわ・ひろし)/築地書館2006