庭の仏花、野シバの夢


もうすぐyuiさんの命日が来る。早いものでもう1年が経つ。一周忌はくりあげて9月17日に市内のお寺で行なうことにしている。この一年、毎朝欠かさず仏壇にお茶と線香を上げ、花を飾ってきた。

花は最初、花屋で買ったりしていたが、今は庭先にあるもので間に合っているし、そのほうがyuiさんとこの仏壇にはふさわしい。猛暑の夏を過ぎて、また秋の花が咲き出し、仏花には困らない。バラもまた咲き始めたし、嬉しいことに一昨年植えておいたフジバカマの株が大きく成長した。今日はそれにニラの花とツユクサを合わせてみた。

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干物8日目、イワシ酢締め2日目


セミの声が止んで、コオロギやスズムシの鳴きが響き渡る。中洞さんの本を2冊図書館に予約してあるのだが、休館日が長く続いていて借りることができない。山地酪農のYouTube動画を探してインタビューなどを聴きながら仕事。文章書きのときはダメだけど、イラスト描きのときは音や言葉がじゃまにならないんだよね。

 

そのなかで中洞さんの印象的な言葉「ヨーロッパの人は日本の牛乳はマズくて飲めない」。向こうは低温殺菌なのだそうだ。そういえば、東京で「生活クラブ」に入っていたときはパスチャライズド牛乳を取っていた。あれは子供たちにとって良かっただろうな。

僕自身はいま牛乳というのはほとんど飲まない(チーズは好きだしバターはたまに使う)。料理にどうしても必要なときに買うだけだ。昔からそんなに好きな飲み物ではなかったし、学校給食で毎日飲まされる牛乳には辟易していたクチだ。でも、中洞さんのところの牛乳はぜひ飲んでみたい。バターは歩留まりが低くて、原乳が足りないのでまだ作れないのだそうだが。その牛乳や乳製品などが販売されているアンテナショップが東京の吉祥寺にあるそうだ。

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台風豪雨で無傷だった中洞牧場


7月の九州北部豪雨の印象がまだ尾を引いて、もう忘れられているかもしれないが、昨年の8月30日夕刻に岩手県大船渡市付近に上陸した台風10号は、岩手県内だけで死者・行方不明者23人という犠牲を出し、多数の土砂崩壊を発生させた。

8/28日付『河北新報』の社説「台風10号から1年/治山こそが治水の基本だ」というタイトルで、その様子と今後のことが書かれている。その中に中洞牧場のことが載っているので紹介したい。

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現代の牛乳と山地酪農


前に畜産の悲惨な状況を書いたが、では乳牛についてはどうなのか? 岩手で自然放牧の牛飼いをしている中洞正さんの『黒い牛乳』(幻冬舎メディアコンサルティング2009)という本を読んだ。これまた衝撃的な内容だった。乳牛もまた、肉牛の肥育にまったく同じなのである。飼料は輸入穀物(遺伝子組み換えトウモロコシが主)、そして密飼いである。

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