放映の中のことば


NHK朝の『おはよう日本』で紙芝居ライブや敷地の鋸谷式間伐の様子などが紹介され、「みたよ」電話やメールが次々とやってくる。Y先生もすぐにやってきて。「よくできてたね。99点だ」などと喜んでくれる。

「日本の林業は山を木の畑として、できるだけ多くの木を山から収奪する方法をとってきた。でも、山は木を育てるだけの場所じゃない。動物たちも棲んでいるし、美味しい水も生み出してくれる。他の植物もたくさん生えている」

「日本の気候風土に最も適した、調和のとれた新しい林業のかたちがあると思う。それを実践し、ここから発信していきたい」

というようなことを、自分が言っている。その言葉が心に残った。

午後から怒濤のように連載仕事にかかる。が、お茶時間にヒノキ薪の中にいい切れ端を見つけて、ペーパーナイフをつくる。ああ、彫りものは楽しいなぁ。いつか彫刻だけで個展をやるぞ!