徳島県の最後の札所、日和佐にある23番の薬王寺へ。
「お大師さんのころ、人里はこの日和佐まででしたやろか」
司馬遼太郎『空海の風景』の中でタクシーの運転手がつぶやいた言葉である。次の札所は土佐最初の霊場で室戸岬の突端。その間の80kmは歩けば3日がかり。まして道なき時代には・・・。
厄除け寺として全国的に有名で、22番平等寺の記事で書いた石段に1円玉を置いていく厄除の習わしは、こちらが本家だ。屋根に五柱の相輪が立つ瑜祇塔(ゆぎとう)が独特の景観をつくりだす。
囲炉裏暖炉のある家 tortoise+lotus studio
イラストレーター・著作家、大内正伸のブログ
徳島県の最後の札所、日和佐にある23番の薬王寺へ。
「お大師さんのころ、人里はこの日和佐まででしたやろか」
司馬遼太郎『空海の風景』の中でタクシーの運転手がつぶやいた言葉である。次の札所は土佐最初の霊場で室戸岬の突端。その間の80kmは歩けば3日がかり。まして道なき時代には・・・。
厄除け寺として全国的に有名で、22番平等寺の記事で書いた石段に1円玉を置いていく厄除の習わしは、こちらが本家だ。屋根に五柱の相輪が立つ瑜祇塔(ゆぎとう)が独特の景観をつくりだす。