鋸谷式を学びに大学生来る


環境系のイベント「富士山国際エコキャンプ村」の森林部門の講演・講師を引き受けることになり、実行委員の静岡大の2人がアトリエ訪問。事前に鋸谷式間伐を勉強したいということで、ナタ・ノコ、ヘルメット、密度管理竿まで持参というやる気満々の2人を本庄駅に迎えに行く。二人とも農学部、 にゃん太郎君は2年生、森林資源科学科。S子さんは4年生、人間環境科学科。環境問題を突き詰めて鋸谷式間伐にたどり着いたのである。

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巻き枯らしを見にいく


朝、京水菜を苗床から畑に移植していると、助っ人Y氏が来た。曲がり木を安全に伐る「突っ込み伐り(追いヅル伐り)」を教えてほしいというので、敷地の杉林で伐採の練習をする。材は玉伐りして3人で担ぎ出し、薪にした。

午後から先日Aさんが教えてくれた例の「巻き枯らし」の山を見に行く。神流川の対岸、埼玉県にある山である。かなり広範囲にやっているようだ。途中で、鋸谷式強度間伐の山にも出会う。嬉しかった。

2000年の1月、僕は初めてパソコンを買い、その年の六月にホームページを立ち上げた。なにより「日本の森を救うにはこれしかない」鋸谷さんの間伐理論を世に知らしめたいという思いからだった。その思いは森を真剣に考える人々の心を動かした。Aさんもその一人。頑張りましたね。

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僕の森との始まりは1996年。もうすぐ10年になります。


コメント

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人工林と水源


水源からやってくる水の量が少なく、臨時の管をつかって沢の本流から枡へ水を引いていた。しかし、ついに本源が「ポタポタ」程度になり、いよいよ危惧を感じてイタルさんに進言。いっしょに300mほど上にある水源を見に行ってみると、枡に土砂がかなりたまっており、肝心の湧出場所が枯れているのだった。それでも取水口付近ではなんとか水が集まっている。泥や砂利を除ければ前のぎりぎりの水量は確保できた。というわけで、枡からアトリエに落ちてくるオーバーフローの水は、いまキラキラと透明な水の輝きを見せている。

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