鰹節がチビてきて削りづらくなったこともあり、鉋の刃もそろそろくたびれてきたし、包丁もしばらく研いでいなかったので砥石を出して水に浸ける。ちなみに私が使っているのは、 荒砥「ベストン#500」、中砥「ベスター#1000」、仕上げ砥「北山#8000」で、すべて初期の山暮らし時代に購入したものである。
とくに仕上げ砥の「北山」(写真下)はネットでも多くのユーザーが賞賛している通り、すばらしい切れ味に早い時間で到達できる。私の場合、中砥と仕上げ砥の番数が離れ過ぎているが、ベスター#1000も大変いい砥石なので、まったく問題ない。
というわけで、鉋を刃を研いで仕込み直し、ちびた鰹節を最後はここまで削ることができた(写真左、下から2番目)。新しい鰹節をおろすことにする。このアトリエに来て5本目の鰹節だ。
で、その鰹出汁でヒジキの煮物をまた作り過ぎてしまったのだw。
でも、今回は「うかわ」の油揚げを使っているので一段と美味い!
こちらにも油揚げをちょいと入れた。オクラも畑で次々と収穫できる。穫り忘れて大きくなると硬くて食えないので、すでに捨てたのが何本かある。
さて夕飯。ついにシズの干物9日目。これで最後である。ラップを開けるとわずかに干物の嫌な臭いがしたが、焼いてみるとそれも消えて美味しく食べれた。
やはり、これには日本酒が合うのである。
市販の干物は当たり外れがあるが、ピチット干物は確実に美味しいものが食べれるという安心感がある。なにしろ自分で生魚を選ぶのだから。海から離れた地域や都会に住む人でも可能な方法というところもすばらしい。
確かにこれにフードセーバーを組み合わせたら保存に最強だろう。丸元本にはこう書かれている。
魚をピチットで包んでフードセーバーで脱気シールすると、驚異的に保存時間が延びるだけでなく、魚の品質が保たれる。つまり、おいしさが保たれる。
その方法で作った自家製の干物と市販の干物の味にどれだけの違いがあるか、それは、作って食べて味わって、知っていただきたい。(『家庭の魚料理』)
そして長期になると、サバだと2〜3週間経つと身に透明感が出て味も違ったものになるそうだ。それはアジも同じで、アジはくさや的な味になり、サバは味醂干し的な甘みが出てくるという。
乾物の箱の中に未開封のポップコーンを発見したので久しぶりに作ってみる。これまた作り過ぎてしまい、昼間のヒジキをつまんだりポップコーンをむしゃむしゃやっていたらご飯が入らなくなった。
乾物は要注意なのだw。