ライブの翌日は豆類を蒔く(白いんげんと小豆)。草刈りもあり、夏の畑は忙しいのである。白いんげんはジャガイモを掘り起こした後、同じ場所に蒔くのがここでの定石。時期的サイクルとしても畑の養分調整としてもいい使い方なのだ。
ただしアトリエの畑は雑草が多いので、土を返したとき土中に生の雑草が多数入り込む。未分解のものが土中に混入するのは、あとから根をはやす目的の苗によくないので、なるべくそれは取り除いて地表に出さねばならない。けっこう手間がかかるのだ。
手前にそよいでいるのは大豆。いい感じで育ってきた。これはイタルさんから貰ったタネだ。
今年はキュウリが順調だ。とても健康そうに育っている。苗は茨城の田んぼ取材の帰りに買ったものだ。苗でもいろいろ良否があるのかもしれない。
この地域で繰り返し作られたタネは無農薬・無肥料でもおおむねよく育つが、市販のタネ物はダメなものもある。青物などは大きく育たなかったり、虫食いがひどかったりと。
しかし、ここで毎年自家受精するタネの繰り返しで、かなり年期の入っている菜の花やフェンネルなどは、まったく手をかけずとも無肥料でがんがん育って大きくなっていくのだ。まったく面白いではないか。
夕刻、薪風呂を焚きながら読書するYK。矢印のところが金魚鉢の天窓。前日の雷雨の際も雨漏りなしで合格だった。ここからイナズマの閃光が見えてなかなか面白かった。