石窯の屋根づくり/垂木と野地板


屋根の垂木の影が、背後の石垣に落ちる。

middle_1230464424

石窯の乾燥は順調に進む。ときどき内部に熾き炭を入れたりしてはいるが、まだ自然乾燥に任せている。ちょっと亀裂は入る。この程度は仕方ない。

middle_1230464558

柱と梁の接続にはかすがいを打つ。載せただけでかなり安定するのだが風で屋根が飛ばないようにね。

middle_1230464648

垂木はストックしておいた廃材角材。それを番線で締め付ける。

middle_1230464764

シノという道具を使います。鉄パイプが出る前、足場はスギの丸太をこの縛り方で組んだものだった。今でも仮設工事ではよく使われる。

middle_1230465015

ところで、梁がうねっている場合、垂木が上下してしまう。そうすると、次の屋根張りがやりにくい。そこで高いところは削り、低いところはかさ上げして、垂木の面をフラットにする。

middle_1230465162

 

middle_1230465195

昼は集落の餅つきイベントへ参加してしばし歓談。4時前に戻り、暗くなるまでに垂木の仕上げ。そして野地板打ちを始める。

掘っ立て柱ならではの簡便さと強さ。もう上に載って作業できるのだから。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください