阿久根市の竹原市長のブログ、本日の記事を紹介する。
【新刊】書籍の紹介
中央議会〈国会〉・地方議会議員年金制度
著者 渡部記安 (立正大学教授) から抜粋——-
地方議会議員1人当たりの年間報酬平均(年金コストを含む)
日本 762万円
韓国 240万円
アメリカ 65万円
ドイツ 50万円
その他無報酬の国 フランス、スウェーデン、スイス※ 会期拘束期間も短期で、従来職務の継続可能性も大変高く、兼業も非常に多い。このため、「地方議会議員に対しては、「年金制度」創設の必要性を認めないのが、他の先進国を含む世界的実態」である。地方議会議員に「年金制度」を創設している日本は、世界的に驚異の対象」であり、筆者は多数の外国官僚・学者・政治家から質問され、回答に窮している。
彼らは全員が、「そのような制度を自国に創設すれば、必ず大規模住民暴動が勃発し、即時廃止は必至」という。
——————————–抜粋終り諸外国では為政者が住民の暴動を恐れ、ある程度の緊張感をもって政治が行われている。 日本の場合、住民がマスコミから徹底的に洗脳されているので、(パチンコ賭博は常態化させているくせに、力士仲間の間の賭け事は犯罪扱いにするが如く)役人も政治家もマスコミにだけ媚びて、その論調に従順にしてさえいれば、現実の社会がどうなろうが、やりたい放題だ。(マスコミはまるで、この世の支配者の如く振舞っている。)
地方議会議員は議会においてどのような採決をしても個人責任を問われることなど一切なく(現実、行政の実際に無知で無責任極まる者が大多数)、極めて僅かな働きしかない。にもかかわらず、有権者を上手に騙して票を入れさせたという能力だけを理由に、高い報酬と年金制度を享受している。日本の地方議会議員こそ「世界の超特権階級」と言うべきだ。
地方財政の再建は先ず、彼ら議員の報酬と年金制度の改正から始めなければならない。そうしなければ公務員が自分たちの制度改革を受け入れない。
「遊んでいるくせに威張り、高給を取るだけの議員に比べれば、自分たち公務員は遥かに役に立っている」そう考えるに違いない。役人たちは地方議員の甘えて腐った根性とアタマの程度を完全に見抜いており、悪賢い者ほど彼ら議員の使い方を良く知っている。米国の例
▽市議会は平日の夜に開かれる
▽サラリーマンでも議員になれる
▽傍聴者は誰でも発言できる
▽議員処遇はパート並みと安い
先日の桐生議会の見学で、台本を読み上げている議員、それに優等生の生徒のように答える役場の部長群に驚かされた。議長の仕事はといえば質問・答弁者の名前をうやうやしく呼ぶことだけである。
さらに由紀議員に聞いたところ、控え室では議会の内容が逐次放送されており、課長たちが集まってそれを聞いているのだという。なぜ?って、議員の質問で部長が答えられなさそうな内容が出た場合、課長は部署に即戻ってそのデータを探し出し、部長に裏からそっと渡すのだと(笑)。
だから議会があるときは市長以下課長までが役場から居なくなるのである。
画期的な作業道づくりで日本の林業に大きな貢献をされている四万十町の田辺さんが、その課長時代に議会にうんざりしていたのを思い出す(結局、田辺さんは役場を辞め、民間に出られた)。
要するに議会はセレモニー的お芝居で、金の動きに関する内容はすでに内密に決まっており、市民に解らないように採決だけは行なわれているのだと。
ついでにもう一つ紹介。阿久根市長に届いた1市民からのメールである。
私は日々の阿久根市長の行動に大変共感しています。ある市役所の市議会事務局という部署でアルバイトしていた時に信じられない事実を知りました。
市議会議員の報酬は月67万円で、議長になると93万円です。それだけでも驚きなのに、彼らが議会等で出席しなければならない日数を数えたら、定例議会は年間4回で1回の定例議会が7日間前後なので年間で約28日間となります。日給にするとなんと28万7千円、時給にすると4万7千円になります。
さらに、交通費が1日一律5千円も支給されます。当然全員地元に住んでいて役所に来るときは歩きか自転車なのにです。議長・副議長は公用車で送り迎えがあるにもかかわらず同じように1日5千円を貰っています。まさに信じられません。しかも議会なんかすべてパフォーマンスにすぎず、後援会のご用聞きをやっているだけ。こんな連中は必要ありません。無駄です。
市長!頑張ってください!!
市民が立ち上がらないかぎり、泥沼の赤字財政は続く。
ここを変えずして地域の活性化などできるわけがないのだ。