手水鉢・床の間の板


大窪寺からの帰り、現場から電話が入り、トイレの手洗いの棚を検討するのに手水鉢を現場に届けてほしい、というので持ち込んで打ち合わせ。

この家はできるだけ四国の素材を使おうと思っていたので、トイレの手水鉢に愛媛の磁器である砥部焼を選んだ。ネットで気に入ったのを見つけたので、8月の初め窯元で購入し、それを保管していたのである。

窯元は「岡田陶房」といい、デザインは砥部の王道をゆくもので、作り手の岡田さんは砥部を代表する中堅作家だ。砥部焼は硬質で、爽やかな感じが漂う器である。

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あがり框・床の間の木


午前中、現場へ。日曜日は職人さんたちがいないので、仕事を邪魔することなくじっくり家の周りや中を見ることができ、今後の家具の配置などを考えるのにもいいんだよね。

破風(屋根の下の白っぽい板状のもの)がぜんぶ入った。まあホワイトグレーで正解だったかな(ホッw)。

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久万林業のスギ


愛媛県久万高原町に今年2014年4月22日にオープンした道の駅「天空の郷さんさん」は大型木造でその建物だけでも一見の価値がある。なにしろ集成材をいっさい使っておらず、古民家の大黒柱ほどのヒノキ材が屋根を支えているのだ。

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私は今年の8月日と9月に訪れており、今日は3回目だ。1回目は砥部焼の工房へ建築中の家に使う手水鉢を買い求めにきた帰りだった。2回目は家に使う構造材を見にきたときに立ち寄った。

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クロス・カーテンの打ち合わせ


午前中、現場でクロス・カーテン屋さんと打ち合わせ。室内装は漆喰塗りが基本だが、「水回りだけは絶対にクロスにしておいたほうがいい」という工務店の強い押しで一部をクロス張りにすることに。すでにテクスチャーと色は見本帳で決めてあったのだが、現場で品物を見せてもらい最終確認をするのである。

建て売りだとこんな細かいチョイスは不可能なんだろうな。しかし、見本の中から、いちいち自分で決めるというのもなかなか大変なものである。私は陶器などは膨大な陳列の中からパッと峻別するのは得意なほうだが、壁やカーテンとなると、周囲との調和やライティングとの関係もあるので結果をみないと判らない。そこが難しい。

普通のカーテンは使わない。大窓は和紙障子で、その他の遮光が必用な窓は和紙風素材のブリーツブラインドにした。もうトシだから基本は無地で地味なものに落ち着くので選択はわりと簡単だw。

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