ユーカラ、殿堂入り


自然農取材で新潟へ出発。阿賀野市で環境創造形農業の研修会があり明日の午後からの1泊2日の全行程に参加するのである。明るいうちにアトリエを出て太田方面へ向かい、まず、前々から気になっていた西大泉のブラジル人街を見にいった。群馬県は日本でいちばんブラジル人の人口が多い。工場に働きにきているのだ。その人たちが買い物をするマーケットが群馬県南東にはある。肉やソーセージ類が豊富なのはもちろんだが、乾燥豆もたくさん置いてある。レンティルやヒヨコマメ、スプリットピーなどは日本のスーパーなどより安くてお買い得だ。

その後、喫茶店で資料のチェック。直ったばかりのノートパソコンで文章などを書くがバッテリーが1時間ちょいしか保たない。車のシガーライターからパソコンの電源をとれないか? と以前から考えていたのだが、ジョイフル本田でそれ用のコンバーターを見つけてさっそく購入。これがなんと1.980円。こんな値段で買えるとは知らなかった。

今日は夜通し運転し、どこかのパーキングで仮眠する予定なので、夕食はパスして深夜の名店(前橋の中華屋)で夜食をとった。夜食といってもこれが群馬のB級グルメの間では有名店で「ユーカラ」といい深夜11:30から営業を始め3:00で終了という超変わった店なのだ。で、開店前30分に行ったのだが、なんとすでに10人以上の行列ができている。


店は住宅地の中の2階にあり、寒風の中しばし待ってようやく店内へ。中はうなぎの寝床のようなカウンターだけの店で、実直で優しげな風貌のおやじさん一人が店を切り盛りしている。メニューは「からあげ定食1,000円」「とり肉とうがらし炒め定食1,050円」「肉やさい炒め定食1,000円」の3つだけ。僕らは店内に入れたものの、カウンターにはすわれず、椅子に座って待つ。

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「からあげ定食」。外側はカリカリ、中はジューシー。トウバンジャンをつけて食べる。

待つだけの価値はある味、そしてボリューム。香ばしい揚げ味。味付けもいい。ご飯もすばらしい。が、常人の胃袋ではとても全部食べきれない。店内にはちゃんとお持ち帰り用のパックや輪ゴムや下げ袋まで用意してあるのだった。ごはん大盛りは100円増しなのだが、その盛りは富士山のように凄まじかった。

おじさんの客への応対は見事で、その手際を見ているだけで、待ち時間は飽きない。こんな深夜にここに食べに来る人が続々と現れ(若い女性もいる!)、みな固唾をのんで自分の順番が来るのを待っているのだ。なんと不思議な群馬があることか・・・。

僕的には、ユーカラを「群馬の宝」殿堂入りということにしたい。

 


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