8:00発の始発フェリーで男木島へ。
途中、女木島の紅葉がきれいだった。
男木に着くとネコが出迎えてくれる。
ここも通称ネコ島で、ネコ目当てに来島する観光客も多いのだ。
ワークショップは島の体験民宿「ドリマの上」で行なわれ、自己紹介とスライド講演ののち、島の石垣を回りながら解説する。
島の方も多く参加され、自分のところの石垣を見て診断してほしいという要望も。
補修跡の目立つ石垣が増え始めている。ほんとうに、緊急を要するワークショップだったと思う。
ドリマの上の昼食をいただく。柿渋を塗ったスギのワンプレート・ランチ。島野菜や海藻、魚介と自然食が盛りだくさん。
長丁場なのでスライドは3本用意した。最後に次回の実践現場を見せてもらう。
秋の台風で崩壊した石垣だった。上は畑(放棄地)になっている。
石は小さく、裏込め石はほとんど入っていない。島という厳しい条件でぎりぎりの力学で作られた石垣なのである。
ドリマの上に戻って、フェリー最終便までの間、次回の必要道具などをチェック。Kさんは今晩ここに泊まることになった。
美しい夕暮れの中、高松に帰港する。
おまけ。2012年、初めての男木島の旅で、民宿のノートに書き残したスケッチ(記録に写真を撮っておいた)。yuiさんはネコを、私は灯台と石垣を描いていた。
お疲れさまでした
結局私は家事で不参加でしたが、島の皆さんお元気でしたか?
山暮らしと島暮らし、石垣を通じて同じなんですね
石垣を伝えることは、その暮らしを伝える、人を伝えることと肝に銘じています
次回も楽しみですね
荷の重いワークショップですが、前半無事終わりました。講義の後、皆で石垣を見て回るとき「石垣がこれまでとまったく違って見えてきた」という声を聞きました。しかし次回の実践編がより大変です。ただ積めばいいだけでなく、参加者と技術を共有しなければならないからです。島の人もやる気になっています。なんとかやり遂げたいと思います。