10年後の、ヒジキの煮物


急須でお茶をいれるのが面倒なのでペットボトルのお茶を買う・・・なんて人がいるくらいだから、鰹節を自分で削ろうなんて人は皆無に近いのはよくわかる。だけど、削らない原因は解っているのだ。ほとんどの場合、鉋(かんな)がネックになっているのである。

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最強のカツ丼/その2


事務仕事を自分でやらねばならないので大変だ。今日はもろもろの手配や支払いなどで町へ行き一日がつぶれる。ついでに乾物の買い物、図書館で予約の本の受け取り。昆布と鰹節が切れたので高松のアーケード内にある乾物屋「丸一」で買う。

雄節は1本しか残っていなかった。雌節は凹凸が強く削りにくいこともあり、1本買うとしたら私は雄を選ぶ。前回買ったのが2015/1/27だから、一年以上もったことになる。日本の食文化の粋ともいえる高級食材だが、一年で1,600円なら安いものである

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蕗の煮物


引っ越してからよく料理しているので外食の機会が極端に減った。そして、たまに食べるうどんがあまり美味しいと感じなくなってしまったw。

たぶんそうなるだろうと思っていた。それは自分で出汁をとって、ちゃんとした醤油などで調味しているからだ(うどん屋もけっこう化学の力を借りているんだな)。

だから、うどん屋では油物(揚げ物類)や砂糖調味(甘いお揚げやばら寿司など)を組み合わせて食べたくなる(そうしないと満足感が得られない)。

先日魚を買ったスーパーで、蕗(ふき)が小束70円で売っていたので買っておいた。蕗などというものは採りたてが美味いにきまっているのだが、出汁で炊いてみるとこれが、すこぶる美味い。山で採る地蕗は香りはいいけれど細くて硬い。これは柔らかくアクもほとんど感じない。栽培ものも悪くない。

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下ごしらえは「板ずり」といって、塩をまぶしてまな板で揉むように転がしてから4~5分熱湯で茹で、流水で冷やしてから皮をむく。これを小切りにし、湯通しした油揚げの細切りとともに出汁で炊くのである。

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