32年目の狂気


もう時効だから書くけど、18歳の夏、大学の釣り研の先輩と新潟の銀山湖に釣りに行って湖に車ごと落ちちゃったんだよね。後で警察が現場検証したら、45度の急斜面、道路からの湖面までの直線距離は25m。

運転してた先輩は肋骨にヒビ、頭を20数針縫う大ケガ。ところが僕はシートベルトをしてたおかげでかすり傷程度。

「あんた、生きてんの奇跡だわ」って警察に言われました(笑)。

まあ、水中でシートベルト外して窓から脱出・・・ていう大変な目に遭ったわけなんだけど。

その一週間後、地元の友人Oと山形の朝日連峰へイワナ釣りのキャンプ旅を計画していたもんだから、両親にはその事故のことをごまかして釣りに行ったの。

そのとき聴いていたのがピンク・フロイドの『狂気(Dark Side Of The Moon)』だった。友人から借りたレコードを大昔のステレオプレイヤーからラジカセに「空気的自家録」したもんだから、途中で「マサノブ〜(私の名前です)ご飯だよ~」なんてオフクロの声が入っていたりするピンク・フロイドを聴きながら、イワナ釣りへ向かったわけです(爆)。

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『狂気』は途切れない組曲になっている。音づくりも素晴らしいけれど、曲と詩も素晴らしい。あれから30年以上経った今も私の胸を打つ。音楽って、アートって、本当に凄い。



今日はロックの話だぜ。ジャズやボサノバなどと言ってるけど、実はワタクシ、ロックにもうるさい(笑)。

まずはこれを聴いておくれ。高校時代から大好きなんです、YES。

YouTubeでライブバージョンは聴けるが、スタジオ録音のジャケット盤がものすごくいい!

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実はこの2枚、CDで購入して持っている。ロジャー・ディーンのイラストも最高なのだ。この時代のYESを聴くと昨今のダサロックのすべてが色あせてしまう。

まだあるぞ、ロックのネタ。こうご期待。