yuiさんの一周忌が来たので釣りを再開することにした。
社長と水戸の友人Tと、夜のエギングでアオリイカを釣り、獲物はわが家で料理してその日のうちに食おうということになっている。付け合わせの総菜もほしいので豆のサラダとおひたしを仕込んでおいた。ヒラタケとコマツナをさっと湯がき、ここに基本のダシ汁をたっぷり注ぐ。それを冷蔵庫に保存しておく。
昼まで仕事をして、午後から2人に墓を案内する。
16時に職人さんが来て煙突の雨漏り修理の続き。
接合部にシーラーで目止めをしてくれた。
夕刻、yuiさんとよく釣りにいった材木市場の埠頭へ。
まず私に小さなアオリイカが来た。さすがにこれはリリースだ。
やはり海はいい。目の前を座布団ほどもあるエイが泳いでいく。しかし、その後アタリがない。社長の提案で王越方面に場所替えすることにした。
干潮のピークが来ようとしており、岩が見えたかなり浅いタナでの釣りになる。はたしてこんな場所で釣れるのか? という雰囲気だが、すぐにTに一匹目が来た。次いで私のエギにも。
2匹目。これはメスだ。
かなり潮が引いたので貝も獲れる。ナガラミとカメノテを少し。
さて、結局一人2杯ずつ持ち帰り、さっそく料理する。
まずは刺身。甘い・・・。すりショウガがよく合う。
次いで焼き。これがもう、悶絶するほど旨い。スルメイカなどとは比べ物にならない、エビにも似た香り、そして甘み。
社長が「小っちゃいのは、筒のまま焼いちゃうといいよ」というのでそれもやってみた。贅沢すぎる!
ゲソと耳の残りはたっぷりのオリーブ油とニンニク、アンチョビでアヒージョにする。焼いたパンを添えて、それをにオイルを付けながらきれいに平らげ、賞賛のうちにイカ料理が終わる。しかし、ナガラミは茹ですぎて身が縮んでしまい、中身が取り出せなかった(泣)。
囲炉裏暖炉に火が灯るのを初めて見るT。アウトドアで焚き火を経験した者なら、誰しもこのシステムを絶賛してくれる。明日はひとりで高知の桂浜へ行くというので、Tに美味しい鰻屋を教えてあげた。
いい一周忌になった。これからまた、悲しみを乗り越えて・・・。