「またたび」企画打ち合わせ


今日は夕刻に香川大学の先生と生徒が来訪する。近所の直売所に行って花とみかんを買ってきた。直売所のある鬼無はみかん畑が多く、植木や盆栽の産地でもあるので切り花が安く買える。早くでかけると選び放題なのでウメとツバキを買った。それに庭のスイセンを組み合わせて活けてみた。

生け花は本当に面白い。私は生け花を習ったことはまったくないのだが、どのみち色彩と立体の造形なので、いつもテキトーに考えながらやっているうちに、いい感じにできてしまう。

生け花を活かすには、清楚で本物の空間があることが大事だが、必ずしも床の間が必要なわけではない。それは畳に板を一枚置いただけでも作れるし、タンスの上でもかまわない。ただし、床が合板に塗装塗りだったり、壁がビニールクロスだったりするとダメだ。色物の家具なども良くない。背景や床がアースカラーであることで花の原色が生えるのだから。

それにしても今日は大人数が来るので(しかも先生以外は全員女性)お茶をどうもてなすか考えてしまった。しかし、我がアトリエで市販のお菓子など出すのはいやだ。思いついたのは冷凍庫に保存してあったイチジクである。それを解凍してコンポートを作ってみた。

ちょうど直売所で地レモンとキンカンをみつけたので、レモンで酸味をつけ、キンカンを切ってトッピングにした。小皿やスプーン、それにカップなども人数分準備。

もうひとつ、揚げおかきを作ってみた。昨年、餅をたくさん搗いたので、揚げおかき用に薄切りたくさん作っておいたのだ。

米油で揚げて油をきって塩をまぶしておく。

それほど寒くなかったので、客の到着を待ってから囲炉裏暖炉に着火した(最初に外の畑敷地などを見てもらった)。案件は香川大学と新日本ツーリストが共同で企画運営している日帰りバスツアー「またたび」への参画要請だった。昨年の僕の香川大での講演を聞いてくれたゼミの生徒さんが、今年は自然やそれに寄り添う文化活動をツアーに盛り込んでみたいという。

香川大学特別講師2018

各自、自己紹介をしながら、企画の可能性を検討してみる。コンポートも揚げおかきも大いにウケて、ドリーはN先生の膝の上で寝始める。

最後は「またたび」のサインを掲げながら記念写真。N先生曰く「ここには大学にないものがすべてある」。若い人たちが僕の生き方や暮らしぶりに興味を持ってくれるのは嬉しいし、未来に大きな可能性を感じた。

いや〜それにしても、昨年からお客様が増えましたね〜。次回は食事ご馳走するね♬


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