「大内正伸の里山再生講座」@綾川(6回シリーズ・第4講)/背負い子作り


綾川で行われている里山再生講座/6回シリーズの第4講は「背負子作り」である。いま山には枯れ枝が散乱しているが、それを取り出せばいい燃料になるし、風も通るので森の再生にもなる。が、枝を取り出して運ぶには何か道具がほしい。道があれば軽トラで運べるけれども、そんな場所ばかりではない。

日本には昔「背負い子」という木製のリュックサック・バックパックがあって、二宮金次郎の像でも知られる通り、山村の子供たちはこの背負い子で薪を拾うのが日課であった。

この背負い子作りのプランがシリーズの計画で出たときは少々無謀かとも思ったが、ほぞ組みをインパクトドライバーでのビス打ちに変えればなんとかなるのでは?・・・と計画に入れてしまった。それから今日まで(どうやったら皆が作れるような簡単さで、安くしかも強度があるものができるか?)ということをずっと考えていた。

写真↓は僕が以前つくった背負子である(詳細図と作り方は拙著『国産材でつくるインパクトドライバー木工』参照)。フレームはスギ材で、ほぞ組みで作り、肩ひもも自作した。

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宇和島鯛めし・卯之町開明学校


朝食後、部屋に戻ってブログを1本アップ。ホテルを出て隈建築を朝の光でもう一度撮影し、宇和島に向かう。途中、石垣を撮影。梼原から鬼北町にはいい石垣がたくさん見られる。

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「背負い子」を使って枯れ枝を運ぶ


今日はGomyo倶楽部の観察会の日。イベント終了後、ひとり居残って枯れ枝を採りに行った。先日完成した背負い子を使ってみようというわけである。

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背負い子を作る/その4・肩ひも自作、背負い子完成!


次の本の企画が通った。というわけで午前中は電話やメールのやりとり、資料の読み込みなどで終わってしまう。朝昼兼用の食事は味噌汁に卵納豆とキムチの漬け物でさっとすませる。さて背負い子づくりの続きだが・・・・

ここまでの経過。

背負い子を作る/その1・材料揃え

背負い子を作る/その2・墨付けと刻み

背負い子を作る/その3・フレーム完成

問題は肩ひもだった。昔からよく見かけるのは、麻縄を芯に、ボロ布ひもにして、をわらじを編むようにして作るものだが、やったことがないし、ネットを探してもなぜか実例がまったく見当たらない。

というわけで、逡巡していた。が、午後になって突然手が動き出した。ロープ類の材料は買ってある。ボロ布は下屋の入り口に使っていたインド綿の幕がちょうどある。それを裂いて、とにかく始めてみることにした。

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