群馬ワークショップ〜東京国分寺お話会/4.国分寺アグレアブル・ミュゼ


17日、金鑚神社を後にして、明日のお話会の会場、東京国分寺のギャラリーショップ「アグレアブル・ミュゼ」に向かう。途中、埼玉に移転した農文協の編集部にご挨拶に行く。

18日のお話会は映画『杜人』の監督、前田せつ子氏とのトークイベントで、主催アグレアブル・ミュゼのひさやさん・妙香さんとは小豆島の縄文小屋ワークショップでお会いした。そのまま意気投合してお二人は僕のアトリエへ。

アグレアブル・ミュゼは衣服や輸入雑貨などのショップだが、前田監督は近所にお住まいでありこのショップの古くからの常連だという。

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綾部〜つむぎの杜、子どもたちのために・・


綾部といえば田舎暮らしのキーワードでよく登場する京都府北部の山間の町。僕はまだ行ったことがないが、大本教の本部のある場所としても知っている。8月に綾部のさらに北にある「つむぎの杜」という施設の敷地で、子供たちとのサマーキャンプ・イベントをやりたいということで講師として招かれている。その事前打ち合わせに今回の講演の翌日を使うことにした。

前夜はまたしても泊まるところを決めず、フラフラと車を移動しているうちに草山温泉「やまもりの湯」という瀟洒な施設にたどり着き、そこで湯に浸かったのだが、すぐ隣にキャンプ場があって、今回テントを忘れたことを後悔した。というわけで道の駅を探して車中泊。

翌朝、綾部の街に入る。水場とトイレのある公園をみつけて、そこで顔を洗ったあと近くの神社に参拝する。しかし、公園のトイレがいまどき珍しい和式なのだがめちゃくちゃキレイなのに驚いた。

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講演のスライド編集


明日から大地の再生の打ち合わせと静岡のイベントに出かけねばならない。9/1の静岡のイベントでは45分の講演と1時間半のワークショップが予定されていて、講演のスライドはたいてい前回(@香川大学)のものをアレンジして再構成するのだが、2年前の「国営讃岐まんのう公園」での講演会で初めて図示構成した私の来歴「住んだ場所と野外活動遍歴」に加えて、今回は屋久島のアプローチから三省との出会い、そして「再生」というテーマに至る文化的・書籍的遍歴を図示してみたいと思った。

というのも、静岡浜松で行われる「ラブファーマーズ」というイベントは、アメリカ・カルフォルニア州の「エコファーム・カンファレンス」をモデルに生まれたものなのだ。これは当然カウンターカルチャーの流れを受けており、辿ればビートニクの文学運動にも行き着くに違いないのである。

ビート詩人の一人であるナナオ・サカキを初めて見たのは2000年に湯島聖堂で行われたポエトリー・リーディングの会場だった。ここで山尾三省やゲーリー・スナイダーにも出会ったわけだが、翌年東京西多摩のあきる野市で行われた野外イベントで、僕は偶然にもナナオと同じステージに立つことになる。もちろんナナオは自作詞の朗読。そして僕は、前の年に完成した紙芝居『むささびタマリン森のおはなし』を演じたのだった。

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回帰する月々の記


何度か書いてきたが、『Outdoor』誌に連載された「ここで暮らす楽しみ」というエッセイで山尾三省の存在を知った。三省には、それ以前に『縄文杉の木蔭にて』という屋久島移住間もない1978年から1985年までの文が綴られたエッセイがある。さらに続編『回帰する月々の記〜続・縄文杉の木蔭にて』があるのだが、そこには最愛の奥さんをくも膜下出血で突然亡くされた頃のことが書かれている。

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山尾三省の書斎〜屋久島青少年旅行村


講座を終えて滞在6日目、屋久島で長く創作活動をした詩人、山尾三省の書斎を訪れた。講座2日目の一湊の回のとき、地元の話題を提供してくださった兵頭さんという方が山尾三省記念会の代表だそうで、直々に案内してくださったのだ。

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