粕川へ


宮城県の冬水田んぼに作った看板に貼るイラストがようやく完成。メールで送れるか? と思ったら、データが50MB以上ある。なにせ4色の画像EPSデータ、さらに手書き文字をTIFでとりillustratorで貼付けるという凝りようだ。というわけで結局CDに焼いてヤマト便。それでも朝9時までに鬼石の集荷センターに届ければ夕刻に都内に着く。

その足で前橋へ。朝食兼昼食をとり、さて今日はどこの温泉に行こうかな? といういつものパターン。さすがに徹夜明けで草津までのドライブはキツい。気になっていた赤城温泉の「御宿総本家」に行くことになった。ここのご主人東宮さんは、昨年の僕らの高崎個展に来てくれて食事までごちそうになってしまったのだ。

カーナビで途中に「粕川歴史資料館」が見えてそこに立ち寄ることにした。養蚕の道具が豊富に展示してある。前橋周辺は古墳が多く土器や埴輪が数多く出土している。藤岡歴史館の収蔵品にも驚かされたが、ここも大きく美しいものが置いてあってしみじみと見入る。粕川周辺が古代の一大聖地だったことに奮えるのである。しかし、ウィーク・デイ、僕らの他には誰もいない。

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林道取材、西へ7.(しまなみ海道・大山祇神社・神戸異人館)


石手寺を見てから本州へ渡る。四国と本州を結ぶ陸路は三カ所あるが、しまなみ海道はいちばん西側で愛媛の今治と広島の尾道を結ぶ。大小の島に架けられた橋を渡っていくのである。

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林道取材、西へ3.(別子フォレスターハウス)


高知の林道取材に向かう前にどうしても立ち寄りたい場所があった。愛媛県新居浜市別子にある住友林業の社有林である。昨年の旅では時間がなくて見れなかったヒノキの天然林や長伐期施業の見本林を見ておきたい。でも行く前に食べておきたい讃岐うどん。お目当ての地元密着型老舗は休み。そこでカーナビでセルフの店をみつけて、イカ天付きぶっかけと普通のきつね。これでしめて520円♪

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前橋の秘密


午後から前橋へ。敷島公園のバラ園へ。ほぼ満開状態であった。バラは形も美しいいが、その匂いもすばらしいものが多い。軽井沢のタリアセンのバラ園でも匂いをかぎまくったが、ここでもそれをやった(笑)。しかし、バラの花に近づいてそんな行動をとっているのは僕と相方しかいないのであった。

それにしても、平日というのにこの人の多さはどうだ。ほとんどがお年寄りである。余生を遊んで暮らしているの方々なのだろうな。しかし、70を過ぎて毎日畑仕事をハードにこなしているイタルさんや、80を過ぎて講演をこなしているY先生を思い浮かべ、う~む、これでいいのか? と思ってしまう。

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鎌倉の義経、ブリジストンの雪舟


朝、江ノ島に立ち寄ってから、義経ゆかりの寺「満福寺」を拝観する。義経は兵法の天才で、平家滅亡の決定打をうったわけなのだが、その行動力と権力に対する作法が兄頼朝の逆鱗に触れ、鎌倉入りを許されず、平泉に逃れ討たれる。ここ満福寺は、鎌倉入りを拒まれた義経が逗留して、頼朝へ理解を求める切々とした手紙を書いた場所だそうだ(寺が相模国腰越にあったので手紙は「腰越状」と呼ばれる)。この場所から義経の人生が暗転し、逃避行が始まったのだ。

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