「床の間」の思い出


新年の一回目ということで群馬での「床の間」の思い出を書いてみる。

前に書いたように、住宅事務所の和室に床の間をつくるのだが、その納まりを考えているうちに、いまから8年前、群馬の高崎にある蔵のギャラリー「棗(なつめ)」で個展と新作紙芝居のライブをやったことを懐かしく思い出している。

棗は明治初期の高崎商家で、いわゆる座敷蔵である。この蔵は区画整理で壊される運命にあったのだが、所有者の平野さんが蔵をどうしても残したいと100トンもの重量のある建物を曳家で動かし、日本茶喫茶・ギャラリーとして再生された。

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台所天井の納まり


昼から街に出る。アーケードの年末風景を楽しみながら、駐車場まで歩く。いただきさんの風情もいつもとちがうようだ。珍しく活きもののヒラメ(カレイ?)やオコゼ、ナマコなどが売られており、おばちゃんがお客さんの注文に応じてさばいている。餡餅雑煮を作るためか餅屋さんにも行列が。

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御幣、納まる


昨日は設計士Kさんの家に呼ばれて囲炉裏を楽しんできた。今日は午前中調べもの。午後から家の必要小物を買い出しに行き、その足で現場へ。

棟梁は台所側の天井のボードを張り中。おお、早いな。2階の天井下地がすべて入っている。

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床柱入る・額画の仮置き


今日は、玄関に掛ける額画を実際に現地で置いてみて、どんな様子になるか見にいくことにした。

施工途中の和室に床柱が入っていた。心配していたけど意外にいい! この木は私がヨキ(手斧)でハツったヒノキ丸太である。最初、皮をむいたのだが、伐採後時間がたって虫が入っていたので、ハツってみたら味のある痕(あと)ができたので(こちら)、これを床柱にしてみようと考えた。

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