砥部、岩屋寺、石鎚山、大川村


朝、砥部焼の窯元を見に行く。絵付けされた陶板。やや厚手の白磁に、呉須と呼ばれる薄い藍色の手書きの図案が特徴。砥部は江戸時代「砥石」の産地として栄えた。その砥石くずを細かく砕いた土を使い磁器を作ったのが起源だという。道後温泉の浴室にもすばらしい陶板絵画があって独特の気品を醸し出している。

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失うものは何もないのだから


「桑田圭祐の『月』がいいからぜひ歌ってほしい」と言われてカラオケで歌えるように練習w。こういうの、調べて覚えるのにYouTubeはめちゃ便利だぁ。で、いろいろ探していたら桑田くんのラヂオの生ギター録音シリーズがアップされていて面白いんだわ。これどうよ「弾き語り生歌 ボブ・ディラン – 風に吹かれて」。ぐっとくるよねぇ(2012.4現在、削除されました/泣)。

ボブ・ディランといえば、私たちの世代が最初にその名を知ったのは、オリジナルソングではなくガロの「学生街の喫茶店」の歌詞の中ではないだろうか。「片隅で聴いていたボブ・ディラン♪」

浜田省吾の畢生の名曲「路地裏の少年」の中にもディランの曲が出てくる。「古ぼけたフォークギター窓にもたれて、覚えたての『風に吹かれて』♪」という詩があるのだ。

「路地裏の少年」なんて、カラオケスナック(演歌だけがほぼ9割)のジサマ・バサマの前で歌ったって、誰も知らない。ところが、やっぱり歴史的名曲っていうのは世代を超えたオーラがあるらしく、無視されず耳を傾けてくれたりする。「ええ曲やな・・・」などと、見知らぬ皺だらけのオバチャンが声をかけてくれたりするのだったw。

ディランは長らく無視していた。でもやっぱり聴いてみるか、と『追憶のハイウェイ61 』を買ってみた。「 ライク・ア・ローリング・ストーン」が、凄かった。雷に打たれるような曲というのがあるのだ。コード進行の単純さを消し飛ばしてしまうような、言語を超えた言霊が魂をぐらぐらと揺さぶるような曲というものが。

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この曲は、ある人の死と「自分を貫いて生きる」という試練を介して、私に忘れ難い思い出を作ってくれた。

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ふるさと、七つの子


ウェス・モンゴメリーの曲がじゃんじゃんYouTubeにアップされて嬉しい。晩年にCTIレーベルから出された曲をあらためて聴き直すと凄いよなあ。アフドリブは当然だが、テーマが「歌っている」。テーマだけでこれだけ聴かせるのって大変なことだよ。

さてSHIZUKUのYouTubeアップ第4弾は「ふるさと」と「七つの子」です。僕の絵巻と一緒に楽しんでネ。


首輪を外すとき


先日、誰かのリツイートで丸山健二のツイッターを発見して驚いた。げええ? あの人がツイッター始めたのかよ。で、早速フォローすると私もツイートしている庭山由紀さんや東海アマさんもフォローしていてまた驚いた。

調べてみると今年4/28、つまり311以降に「眞人堂」という出版サービス会社から丸山健二サイト「WEB 丸山健二」オープンした模様で、同時にブログ「丸山健二のブログ」とツイッターを開始したようだ。これから絶版になった氏の作品が電子出版で読めるようになる日も近い。

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