56番、泰山寺


清香園本日4寺目、56番 泰山寺へ。アプローチの石垣が面白い。右手と正面の階段部は大型の切り出した花崗岩の割石で、正面は花崗岩の玉石を使っている。

middle_1401093620

前の栄福寺が海の安全を願う寺なら、こちらは氾濫川の悪霊を鎮めた寺なのである。この半島の中で最長の蒼社川はたびたび氾濫を起こし、人命を奪ったのだという。花崗岩とその風化土の山は豪雨で崩れやすく、この石垣の玉石も蒼社川由来のものかもしれない。

middle_1401093621

境内は広々として明るい。本堂のご本尊は地蔵菩薩だ。

middle_1401093622

びんずる尊者があったのですかさず激写コレクションするw。

middle_1401093623

本堂から寺務所へ続く廊下のガラス越しに2体の金剛力士像が見えた。旧山門のものか? 今後、山門が造られる予定があるのだろうか?

middle_1401093624

大師堂。

middle_1401093625

納経所には白い小型室内犬がいて、筆書きの人の合間をちょろちょろ動いていて、ハラハラドキドキさせられたw。

蒼社川を見たいと思った。河川敷に出るまでに道に迷い、たどり着いた先に遍路さんの休憩所があった。その曲がり角に無縁仏の供養石仏が並んでいるのを私は見逃さなかった。

(呼ばれたのかもしれない)

middle_1401093626

川は思ったよりずっと細い水流だった。だが、堤防の幅は広い。車で並走してみると川床が高いのに気づく。

middle_1401099418

そのまま川沿いに遡り、鈍川温泉を見学してから松山へ半島を縦断する。峠のトンネルを越えると石垣を積んだ棚田のある集落がぽつりぽつりと現れる。

middle_1401099372

今日の温泉は鈍川、奥道後、道後といろいろな選択肢があったが、改修されたばかりの「たかのこの湯」に行ってみた。湯質がすばらしく、広々としてすごく良い。最近の道後はマナーの悪い観光客がやたら多く、辟易していたのでこれは嬉しい。ホテルも併設しているがこちらはチトお高いのでいつもの定宿へw。

middle_1401097675

たかのこの湯


▼この日の夕餉、松山にて

matunomi1

matunomi2

matunomi3

matunomi4

matunomi5

matunomi6

matunomi7

matunomi8

matunomi14

蔵元屋

 

matunomi9

matunomi10

matunomi11

matunomi12

matunomi13

清香園


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください