手水鉢・床の間の板


大窪寺からの帰り、現場から電話が入り、トイレの手洗いの棚を検討するのに手水鉢を現場に届けてほしい、というので持ち込んで打ち合わせ。

この家はできるだけ四国の素材を使おうと思っていたので、トイレの手水鉢に愛媛の磁器である砥部焼を選んだ。ネットで気に入ったのを見つけたので、8月の初め窯元で購入し、それを保管していたのである。

窯元は「岡田陶房」といい、デザインは砥部の王道をゆくもので、作り手の岡田さんは砥部を代表する中堅作家だ。砥部焼は硬質で、爽やかな感じが漂う器である。

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購入したものは直径1尺もの。それをトチノキ無垢板に穴をあけて埋め込む。

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置き位置や板の切り寸などを現地で検討する。

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床の間に使うトチノキの1枚板と踏み板のスギ板を並べてみた。端に少し杢(もく)が入っている。銘木屋で注文すると用途に応じた加工をして持ってきてくれる。この板の場合は鉋がけとウレタン塗装。

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この耳の部分を前に出して床に段差を付ける予定。棟梁と工務店の社長と、床柱の仕舞いや落としがけの高さなどを検討する。

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伝統を踏襲しながら、新しい和室(へんてこモダンではないヨw)を創造したいと思っている。


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