白味噌雑煮


2018年、あけましておめでとうございます。新年最初の食べ物は白味噌雑煮です。手作りの白味噌、そしてGomyoで作った古代米の入った丸餅を入れて食べました。自分で初回から白味噌雑煮を作って食べるのは初めてです。

まずは畑に出てサトイモを掘るところから。わが畑では湿地に近い場所に植えてあるので、バケツの水とゴムの手袋は必須アイテムなのだ。

今日は西側に植えた株を掘ってみた。ここは表土の下はすぐ花崗土になっていて、成長が悪い。小イモが小さすぎるので親芋をいくつか穫った。

バロンも嬉しそうに日向ぼっこをしたり走り回ったり。

まあそれでも毎年エンドレスでサトイモが穫れるのだから、ありがたいことである。

この日のために買っておいた金時ニンジン。これも自分で買って料理するのは初めて。鮮やかな赤ですね。あとはダイコンとサトイモ。

昆布とイリコで濃いめの出汁をとってそれで根菜を煮て、青みにダイコンの葉。

同時進行でお餅を焼く。小さめなので3個。分別しておかなかったのでどれがあん餅だか分からない。が、このうち1個はあん餅だと思う、たぶん。

自家製白味噌をとき入れる。砂糖や甘味料などは入らないので、麹と大豆の甘みだけ、爽やかな味である。

そこに焼き餅をダイブ♬

白味噌なら塗り椀だと思うが、やはり関東男子のワタシはどんぶりがいいのだ。最後にネギとへぎ柚子。きれいだ! ニンジンの彩りが芸術的だね♬

ひとつ目はあんなしだった(ホッ)。このお餅、つぶつぶ感が強いけど雑煮に入れて違和感はない。

ふたつ目キタ〜。

やはり、コレハ・・・美味しい組み合わせとは思えないなぁ。そして、あんこを汁の中に溶かす勇気が出ない。あん餅を食べているときだけ気持ちを「おしるこ」に切り替え、食べ終えたところで脳内スイッチを「お雑煮」に切り替えているワタシがいる(笑)。

3個目はあんなしだった。動物性の具がないせいもあるのか、味噌味だというのに淡白な味だ。たぶん、お店で出されるものより甘みと濃厚さに欠けるのだろう。でも、昔ながらの白味噌はこんな感じだろう。

江戸時代、高松藩は塩,砂糖、木綿の生産を奨励し、「和三盆」の製造に成功。当時は鹿児島や沖縄の黒砂糖が主だったから、品の良い和三盆糖はたちまち藩を代表する特産品になった。しかし厳格な藩の管理の下で作っているので、ふだん農民たちは食べれない。とはいえ年に一度の正月くらいは贅沢したい、というわけで「あん餅雑煮」が生まれた・・・。

ちなみに関東では、鰹節出汁に日本酒、みりん、濃い口醤油で作った汁に、ニンジンの千切り、鶏肉、かまぼこ、長ネギ、ミツバ等を入れ、角餅で雑煮を作ります。でも、今夜も白味噌でやってみたいと思う。アレンジを変えて、白味噌の味わいと可能性を探ってみたいのだ。

・出汁を昆布と鰹節にする

・白味噌の量を増やす

・ネギは入れずミツバにする

・餅は焼かずに茹でる

こんなところかな。


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