思い出の混ぜご飯、乳酸発酵、昔の納豆


3分づき米の「炊き込み御飯」にハマってしまった。こんなに美味しいとは・・・。しかも手間いらず。具を切って調味料(昆布・酒・醤油・塩)を入れていつもと同じように土鍋の「かまどさん」で1.5合を炊くだけ。

今日は先日のラインナップ(エリンギ、ニンジン、鶏胸肉、チリメンジャコ)に油揚げとささがきゴボウを加えてみたのだが、これがさらに激ウマだったのである・・・。

子供の頃、私はこういった炊き込みご飯・混ぜご飯は大嫌いで、シイタケとニンジンの臭いと甘じょっぱいご飯が、どうしても喉を通らなかった。そのときは私の分だけ白いご飯を用意してもい、父に睨まれながら肩身の狭い思いで食べたものである。そんなトラウマがあるので、いまでも自分で作るのはタケノコご飯や豆・ギンナンご飯のようなシンプルなものだけだ。

しかし、この3分づきの炊き込みご飯はどうだ・・・。そんなトラウマを蹴散らしてくれるほど美味い。たぶん母が作ってくれていたのは、具を別に甘辛く炊いて、それに炊きあがった白米を合体させたものだったのだろう。とにかく家では料理に砂糖を多用していたので、私は煮魚も食べれなかった。

でも、シイタケの黒いふちどりを見るとやはり思い出してしまうので、キノコはシメジ系やエリンギがいい(笑)。

昼は納豆を食べたので夜は豆のサラダ。

そしておかずは干物。ピチット干物6日目。左がシズ(イボダイ)、右が豆アジ。

ピチットシートはかなり水を吸ってぶよぶよになっている。その、びったりと張り付いたシートをはがしていく。

18㎝径の小フラインで焼けるのは4枚が限度だが、1人ならこれでちょうどいい。

シズは干物にするとタイより美味しいかもしれない。アジも小型で身も薄いというのに、十分楽しませてくれる。こんな繊細な干物には、砂糖を入れた混ぜご飯ではぶちこわしになる。

キャベツの後に白菜を漬けてみたが、2日で乳酸発酵の味わいになっていた。漬け物は温度が8〜10度、湿度が65〜80%の空間で美味しく漬かるという。高松では今がちょうどそんな季節なのだ。

美味しくて、昼に食べきってしまったので仕事の合間に第二弾の仕込みをやった。今度はちょっと風干しと天日干ししてから仕込もう。バルコニーが陰ってしまったので家の中の窓から落ちる光に当ててやる。3つ脚の極小テーブルがこんなに役に立つとはw。

さて、先日うまい納豆を発見した話を書いたが、メーカーを忘れないようにパッケージをはがして冷蔵庫に貼っておき、また買ってみた。やはり間違いない。糸の引き方と粘り、大豆の食味、私が子供の頃に食べていた納豆を彷彿とさせるものだ。

ホームページもあった。栃木県の宇都宮市にある「あづま食品」である。国産大豆を使い、仕込みの地下水にもこだわっているという。「納豆ひとすじ。つくり続けて67年」というから、納豆菌も昔のものを使っているかもしれない。皆さんも見つけたらお試しあれ。ただし、パックに付いてくる砂糖やアミノ酸入りのたれは使っちゃいけませんぞ。

あづま食品・納豆「舌鼓」>


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