(チラシはクリックで拡大します)
男木島の石垣が崩れているそうです。ひょんなことから講演とワークショップを頼まれたのですが、現地のお年寄りがいるだろうからその方々に直接学ぶのがいいよ、と主催者に進言したのです。ところが、いま石垣を積めるお年寄りは男木島にまったくいないのだそうです。
考えてみれば、私が山暮らし時代にお世話になったお年寄りは、すでに鬼籍に入られた方もおり、生きていても80代後半以降です。今の70代は団塊の世代なので山村暮らしの深い実体験を持っていない、ということなのでしょう。
島は過疎化が進む一方で、2010年から定期的に行なわれている「瀬戸内国際芸術祭」で全国的な注目を浴び、Iターンの定住者も増えているそうです。島の伝統的な文化や景観を残していきたいという新しい方々も多数おられます。
そこで講師を引き受けることにしました。講演はいいとして、素人相手に石積みワークショップというのは無謀にも思えるのですが、誰かがやらねば何も始まりません。なんとかやり遂げて、島の未来へつなげるお手伝いができればと思います。
(問い合わせ・参加申し込み連絡先はチラシを参照してください)