バロンの1年、4年振りのひだまり


そういえばバロンもウチに来て1年が過ぎた。あの過酷な初めての夏を乗り切って、まだ大きくなるだろうか?

昨夜、採取したものの、茹で過ぎて中身が出せなかったナガラミをハンマーで割って取り出し食べてみた。生殖腺・身の味ともサザエそっくりだった。が、砂をかなり持っている。生殖腺の先端と、肉の部分以外を外しても、若干砂が残る。味はいいのだが、あまり獲られていないということはそういうことなのか。

3日前に干物(シズ2尾・アジ1尾)を作ったときに出たアラでストックを取り冷蔵保存しておいた。まだ使えるか? ボールの底は透明な煮こごりができている。昼、この出汁で味噌汁にしてみた。具はタマネギ・ワカメ・絹ごし豆腐、これが濃厚ですばらしいものだった。なにしろ3尾分の出汁で椀1杯を作っているのだ。それにしても、シズ(イボダイ)はなかなか魅力的な魚である。こんな味噌汁があれば一汁一菜で十分満足できる。

午後はスタッフとN先生が来てGomyoの事務会計の引き継ぎ。手みやげに春風堂のバームクーヘンの切れ端をいただいた。工場売店が特定の日に出すもので、その日は奥さん連中がこれを目当てに群がるとかw。濃厚で美味しかった。

夜は社長とTと宇多津「ひだまり」で飲む。

4年ぶりの来店。前回はやはりTがいて、社長とは33年ぶりの再会だった。

建物はアンシングホームの設計で、質実で和的な感じがよく出ている。職人さんの品格を感じる造りである。ここから私の「住宅建設」が始まったとも言える。

そのときTが絶賛しておかわりを所望した地エビのかき揚げを。やはり美味しかった。考えてみれば、アオリイカの焼きのすばらしさは、こんなエビを餌にしているせいもあるのだろう。

ビールから日本酒に切り替える。私が香川で最も好きな地酒、川鶴。純米吟醸の「大瀬戸」。

その後、アナゴ、だし巻。最後は冷たい角ハイボールで〆る。明後日、渓流釣りに誘われている。本格的にフライを振るのは実に30年ぶりである。やめたのは釣りが嫌いになったからではない。釣りする余裕がなく走り続けてきただけなのだ。

再開は「四国三郎」吉野川の源流で。


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