干物8日目、イワシ酢締め2日目


セミの声が止んで、コオロギやスズムシの鳴きが響き渡る。中洞さんの本を2冊図書館に予約してあるのだが、休館日が長く続いていて借りることができない。山地酪農のYouTube動画を探してインタビューなどを聴きながら仕事。文章書きのときはダメだけど、イラスト描きのときは音や言葉がじゃまにならないんだよね。

 

そのなかで中洞さんの印象的な言葉「ヨーロッパの人は日本の牛乳はマズくて飲めない」。向こうは低温殺菌なのだそうだ。そういえば、東京で「生活クラブ」に入っていたときはパスチャライズド牛乳を取っていた。あれは子供たちにとって良かっただろうな。

僕自身はいま牛乳というのはほとんど飲まない(チーズは好きだしバターはたまに使う)。料理にどうしても必要なときに買うだけだ。昔からそんなに好きな飲み物ではなかったし、学校給食で毎日飲まされる牛乳には辟易していたクチだ。でも、中洞さんのところの牛乳はぜひ飲んでみたい。バターは歩留まりが低くて、原乳が足りないのでまだ作れないのだそうだが。その牛乳や乳製品などが販売されているアンテナショップが東京の吉祥寺にあるそうだ。

干物がまだ冷蔵庫にある。8日目。ちょっと干物特有の匂いがしてきた。フライパンで焼いてもまったくくっつかない。だいじょうぶ、まだ美味しい。

3分づきをお粥にして納豆と梅干しをのせ、煎茶をかける。おかずは干物とカボチャの煮付け。

夕刻、ツイッターで検索していたら、山地酪農について『河北新報』の重要な社説記事を見つけたので、ブログにまとめる。今年の九州北部豪雨でも「豪雨で崩れる山に、森林の状態は関係ない」などと火消しにやっきになっているのがいたが、現場にいる地元の人間が一番よく知っているのだ。間伐遅れの人工林とこれまでのまちがった施業が原因という、その事実がマスコミに流れ始めている。山林は河川、農地、海、すべての源泉なのであり、命をはぐくむ源なのだ。それを引き裂いてコンクリートで固めるのはもう止めてくれ! これまで、どれだけ無駄な税金が使われてきたことか、この怒り、この流れはもう誰にも止められないだろう。

夜はイワシの酢締め2日目。表面の濡れたお酢をキッチンペーパーで拭いて、皮はむかない状態でラップして冷蔵保存しておいたもの。

食べる直前に皮を引き、包丁で切る。その味はぜんぜん落ちていない。油がすさまじく美味い! そして、この季節にスダチがあるという奇蹟、神の恵み。どうしてこんな海を、山を、農地を大切にしようと思わないのだろう? 金さえあれば、世界中のものをかき集めてくればそれでいいのか? そしてジャンクな食い物を24時間、明り煌々と売るために、原発で日本のかけがいのない自然を根底から破壊しようとする・・・。私には狂っているとしか思えない。

相変わらずゴーヤーが穫れている。今日はチャンプルーで。そして相変わらず無農薬3分づき米が美味いのだった♬


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