仏生山温泉・がんてつ・トリトウ


夕べは群馬の温泉の話が出た。僕たちは草津の共同浴場へよく行ったのである。畑で土まみれ。囲炉裏で灰かぶり。厳しい山暮らしに草津の強烈な湯は、それらをリセットさせてくれるすばらしい場所だった。

山暮らしの住まいから草津まではかなり距離があったが、何せ共同浴場は無料だからガソリン代をかけてもいい。行きは国道を使い、帰りは沢渡温泉から中之条へ抜ける山道を、コペンをオープンにして風を受けながら走る。峠のあたりで湧水を汲んで、喉をうるおしながら・・・。

残念ながら四国にはそんな本物の硫黄泉はない。でも昨夜の話で久しぶりに温泉に浸かりたくなり、午後から仏生山温泉に行った。ここは冷泉の沸かしだけれど、源泉掛け流しで、炭酸・重曹泉という珍しい泉質なのである。

予想通り爺さんたちの天国となっており、平日の昼間だというのにけっこう混んでいる。ここは建物がモダンでなかなか良い。中の食堂もけっこう美味しい。夏ならかき氷を食べるところだが。

朝から何も食べてない。温泉に浸かったら腹ぺこになり、これまた久しぶりにトンコツラーメンを食べに行く。麺屋「がんてつ」。豚頭を使った本格的九州ラーメン。

同じレインボー通りにある「渦流」も豚頭スープで本気の博多ラーメンだ。高松は意外やトンコツのレベルが高い。そういえば鬼無に「濃厚豚骨」を掲げた新店ができていたな。

長谷川製麺所というのは店内で麺打ちしているコーナーのことらしい。細い博多麺である。焦がしニンニクの入らない「こてつラーメン」のほうを、麺カタメでお願いした。

ニンニクが丸で、クラッシャーと共に置いてある。これは珍しい。当然投入。

餃子もとってみた。中がとろりとしたタイプ。香ばしくてなかなか美味しい。

夜は昨夜作り忘れた一品を作る。酢豚ならぬ「酢鶏」である。それも豆板醤を使って辛くする。昨夜は西洋系の料理人の二人だったので、和+中華っぽいのがいいかな? と用意しておいたのだ。

レシピはウー・ウェンの『中国料理&スパイスのおいしい使い方』による。

鶏モモ300gに対して甘酸っぱい豆板醤ソースを大さじ4使う。その割合は、

・豆板醤大さじ2
・ハチミツ大さじ3
・黒酢150ml
・ごま油大さじ2

これを煮立てて唐揚げにからめるわけだ。

唐揚げはコショウ、酒、醤油でかるく下味をつけ、カタクリ粉をまぶして揚げる。ニンニクやショウガは使わない。

甘酸っぱい豆板醤ソースを煮立てる。当然ながら、ニホンミツバチの蜂蜜を使った。黒酢とごま油が一気に中華に連れて行く感じ。

よく油を切った唐揚げを投入。

レシピではミョウガの薄切りをのせているが、白髪ネギでもいだろう。うむ、これは美味い・・・ご飯が進むわ。

で、食べてて思い出したんだけど、これって群馬の前橋で食べたユーカラの「トリトウ(とり肉とうがらし炒め)」の味じゃん!

奇しくも温泉ネタからトリトウまで群馬つながりになったのでした

(yuiさん笑ってるな、きっとw)。

群馬のBグル


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