霧積、桐生


仕事のデータを送ったその足で、軽井沢に近い霧積温泉に行った。たしかにここは秘湯だナ・・・。硫黄の臭い、お湯はかなり効きそう。水車があって、森村誠一の『人間の証明』で有名になったところらしい。素朴でよかったです。

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帰り道は桐生へ。「芭蕉」っていう有名なアンティーク・レストランを目指したらなんと定休。ところで、桐生ってソースカツ丼の発祥の地だとか。で、たまたま転がり込んだ「藤屋食堂」でそれを食べた。なかなか美味しかったです。

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前回、定休で見れなかった「有鄰館」・・・11棟の蔵群を使った他目的イベントスペース・・・へ。大きな蔵の中で陶器や木工作品の個展をやっていた。うーん、すばらしい空間である。でも借り賃がけっこう高い。大きなイベントを自腹で打つには大変かな。ここでタマリン一世一代の大展覧会をやれたらいいな。

有鄰館の喫茶スペースの天井、その木組みにうっとり。この材は丸太かそれに近い加工材で、間伐材でもできそうな太さだ。軸組の古典建築を見ようとするとき、文化財クラスのものを見て感嘆するのが常だが、実はマイナー庶民建築の中にその神髄があるような気がする。しかし昔の大工はすげえなぁ・・・。

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さらに群馬大学工学部の同窓記念会館を見に行く。小雨の中だがタマリンはしつこい。おそらくキャンパス内ゆえ自由観覧は不可、と思われたが守衛さんに聞くとOKとのことで、車のゲートを開けるカードを渡してくれた。この会館は、大正5年に「桐生染色学校講堂」として造られた、和洋折衷の木造ゴチック建築である。多くはスギ材が使われているという。んんん、良いな。入り口の意匠からして最高だぁ。しっかし、ここの学生たちはこの建築の価値を解っているのか? 現役で使われるのはいいけど、もっと掃除くらいしてほしいぞ。

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