伊香保、いなり茶屋


前日は編集者と新著の打ち合わせ。その後、佐野市内(栃木県だが桐生市から山越えですぐ隣)のギャラリーで絵の展示と音楽ライブ。ギャラリーの使用料もあるのでいちおう有料ライブ。おやつにエゴマ入り自家製パンと柚子ジャムを用意。yuiさんが前日に石臼で自家製小麦を挽き、市販の小麦粉と1:3くらいの割合で焼いたもの。好評でした。

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ライブはアンコールを入れて15曲。さすがに疲れたので翌日は温泉。まずは昼食に渋川「ニコニコ亭」を目指したのだが臨時休業(ここはよく振られるので要注意)。

伊香保の「いなり茶屋」に行ってみる。お初なのでカーナビで移動。かなり辺鄙なところに連れて行かれ不安になる。田山花袋の『伊香保温泉誌』にも描かれた稲荷神社「正一位中子稲荷」の隣。木造移築の立派な造りのお店屋だった。薪ストーブがあり囲炉裏に炭が焚かれ、庭には水車が回りシャクナゲの木がる。調度品も面白い。

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ここは蕎麦屋なのだが食ブロガーの間では「巣ごもりそば」1000円というのが有名のようだ。ソバを揚げた麺にキノコのたっぷり入った餡がかけてある。メニュー書きによれば2~3人で食べる量とのことだ。

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中華のような油のくどさがないのでパリパリすいすいイケる。甘みも押さえられ自然の出汁が効いている。思っていたよりずっと美味い。

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もう一つの名物「石段カツ定食」1260円。

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薄いロースを何枚にも重ねて揚げてある。これを伊香保の石段に見立てた銘々。

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定食には食後にコーヒーがつく。割りばしが杉箸で、定食のお盆がやはり杉の一枚板を使ったもの。和室にはコタツの部屋もあり、伊香保の古い写真なども展示されている。気持ちのいい空間、また来よう。

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でも温泉は伊香保じゃなくて草津へ。中之条から八ツ場ダムの付帯工事ですでに完成しているバイパスが草津へのアクセスを楽にした。もう大型バスがびゅんびゅん走っている。ダム建設が凍結しても、草津はこの道で恩恵を受けたことになる。

草津はいつもの共同浴場「地蔵の湯」へ。ライブの疲れもここなら完全リセット。木の建物と湯船もよく、湯質は最高である。

おまけ。ドライブ途中で発見したクマ棚。

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イガが付いているので樹種はクリだと解る。

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まあ、これも車道の脇なんですよね。私たちは遠出するときはいつも双眼鏡持参。助手席のyuiさんが発見することが多い。

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クマ棚は最初の報告(こちら)以来、群馬や栃木の各地で点々と発見している。どこでも民家や道路の近くで見ることが多くて驚かされる。


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