ちょっ蔵広場、 秋保温泉共同浴場


広重美術館から30kmほど先、同じ栃木県内にもうひとつ隈研吾設計の建物がある。こちらは木の建築ではなく大谷石を使ったもので、駅前の広場に建てられた公共施設である。ここ、名前が「ちょっ蔵広場」という。「ちょっくら行ってくっぺぇ」というノリの北関東訛のもじりであろうw。

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梼原町、旅の補遺


梼原町は山林に囲まれた林業の町である。13年前の講演でお世話になった方々にお会いして、ここまでの変遷をどう受け止められているか? どんな未来のビジョンを描かれているか? 生の声を聴いてみたかったが、急に思いついた旅でそれは適わなかった。

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仏生山温泉・がんてつ・トリトウ


夕べは群馬の温泉の話が出た。僕たちは草津の共同浴場へよく行ったのである。畑で土まみれ。囲炉裏で灰かぶり。厳しい山暮らしに草津の強烈な湯は、それらをリセットさせてくれるすばらしい場所だった。

山暮らしの住まいから草津まではかなり距離があったが、何せ共同浴場は無料だからガソリン代をかけてもいい。行きは国道を使い、帰りは沢渡温泉から中之条へ抜ける山道を、コペンをオープンにして風を受けながら走る。峠のあたりで湧水を汲んで、喉をうるおしながら・・・。

残念ながら四国にはそんな本物の硫黄泉はない。でも昨夜の話で久しぶりに温泉に浸かりたくなり、午後から仏生山温泉に行った。ここは冷泉の沸かしだけれど、源泉掛け流しで、炭酸・重曹泉という珍しい泉質なのである。

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竜ヶ岳名水・イイギリの赤い実


徳島の山奥にある「松尾川温泉」」の噂を聞きつけて、昨年の冬に行った。源泉25℃を薪火で加温の源泉かけ流し。たしかにすばらしい湯質で、火山系温泉のない四国ではトップレベルかも? が、その日は湯船が小さいところに人がたくさんいて落ち着かなかった。で、ウィークデーに再び行ってみる。

ところが、たまたま入室がかぶってしまった爺さんグループが、脱衣所で、風呂場で、大声でしゃべりまくる。それが延々と続くのでげんなりした。

こんなことは他の温泉で何度か経験している。一度は学生のグループに山口の有名な温泉でこれをやられたことがある。たわいもないバカ話を大声でずーっと聞かされたのだ~。

地元のお爺さんと湯船で穏やかに会話を交わすのはいいものだが、私は基本的にウルサいのは嫌い。落ち着かないので早々と駐車場に戻り、荷物を整理していると、老人が話しかけてきた。この奥に名水があり、何年も前から汲みに通っているという。

行って見ることにした。

これが、なかなかたどり着かず、思ったよりかなり奥にある。それも断崖絶壁で、舗装はしてあるが所々ガードレールが切れるような道なのだ。途中から雪が多くなり、そして角ばった落石が多い。

ようやくたどり着く。

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